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『School Days』と『プリンセス・プリンセス』に泣いてしまう。

有名な『School Days』を観たことがないというのは教養不足ではないかと思って視聴した。想像以上に感動的な話で泣けてしまい、ついつい同じ監督(元永慶太郎)の作品を見始めて『プリンセス・プリンセス』にもはまってしまった。どちらもあまりにも良かったのでもっと観られて欲しい。雑多なメモで恐縮だが、良さそうだと思ったら是非視聴して欲しい。ドコモ・アニメストアでも配信中だ。

School Daysの魅力

ちょっとした掛け違いが悲しみを増大させるストーリー

本作(アニメ版)は、主人公が一目惚れした同級生と恋仲になるように隣の席の異性がサポートしてくれるところから始まる。だが想像の通りその手助けしてくれる異性も実は主人公に気がある、という青春小説のような甘酸っぱい設定だ。友情と社会的正義と恋愛と様々な心情が葛藤していくのだが、その組合せが登場人物が増える度に更に複雑になっていく。

最初はちょっとしたことだったのにそのすれ違いが引き返せないほど大きくなっていく。そして、それに全くもって誠実に対応しない主人公の子どものような我儘と残酷さに、益々ヒロイン達が不憫になっていく。話数を追うごとに悲しみと怒りが溜まっていく。一体、どこから彼らは間違えてしまったのか?どうしたらみんなが幸せになることができたのか?

テンポの良い演出

授業中に隣の席同士でノートの端っこにメモ書きをして会話するシーンが登場する。その画面の切り替わりのテンポが実に心地よい。テンポよく会話が進んでいつか片方が声を出してしまう、というのがお決まりなのだが、とにかく観ていて気持ちが良い。この演出で本作にハマってしまったと言っても過言ではない。

他にも文化祭の後のダンスシーンの美しさや、顔のドアップなど、アニメーションだからこそ生きる演出も多くて、観ていて飽きが来ない。

美しいエンディング楽曲

エンディングがほぼ毎回変わり、幾つかの曲がローテーションされている。映画でもドラマでも同じだがエンディング楽曲というのは作品の余韻を楽しむ時間だ。人によっては飛ばしてしまうかもしれない。しかし一度余韻を味わう楽しみを憶えてしまったら逃げられないだろう。毎週曲が違うだけでこうも深みが増すのか!というのを是非味わって欲しい。

プリンセス・プリンセス

前向きに成長していく友情の物語

3人のイケメンがそれぞれに悩みを抱えながらも与えられたミッション(女装して部活動を応援する)をこなす。(もう一人、生徒会のサポートをするという別のキャラもいる)。一人の力で改心して成長していったり、誰か先生役の人に指導されるのではない。先輩は「お前たちならできる」とミッションを下すだけで、友達からの激励で勇気を貰って心の弱さを克服していくところが実に熱く感動的だ。

最近のアニメには異世界に転生して主人公1人だけが激励役というパターンも多いのだが、それぞれがちゃんとキャラが立っているのが素晴らしいし、とってつけたような表面的な激励でもけんか腰の言葉でもない。優しさに溢れる応援で涙が出てしまう

メリハリのある演出

そもそも監督が「School Days」と同じだから観たのだが、本作でも演出が効いている。急に二頭身になったり背景がイメージ画像に変わったりというメリハリが良い。深刻な場面とギャグの場面の切り替えが心地よい。

特に題1話で、女装した生徒が空から舞い降りて来るシーンの美しさは、少女漫画でよく出てくる登場の仕方を美しくアニメーションにした印象だ。第1話からの引き込み力が凄い。

美しいBGM

クラシックを崩したBGMが多用されていて美しさを倍増させている。

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School Days Blu-ray BOX

School Days Blu-ray BOX

  • 発売日: 2013/03/22
  • メディア: Blu-ray

School Days オリジナルサウンドトラック

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  • アーティスト:TVサントラ
  • 発売日: 2007/09/26
  • メディア: CD