”作画崩壊するより総集編を入れて貰った方が良いと聞いて〜云々〜”というツイートを見て、
そういう側面もありながら、そもそもアニメの放送本数の決まり方に関わる所もあります。
◆1年は、52週
365日÷7日/週=52週 余り1日
計算して頂ければ、すぐわかりますが、1年は、52週です。
◆1クールは、原則13本
1クールとは、3ヶ月のことを言う単位です。1年は4クールです。
52本÷4クール=13本/クール
ということは、
1年番組なら52本。2クールなら26本。1クールなら13本あるはずですが、、、
実際そうなるかは、局によってマチマチです。
そこから放送本数が減っていく要素としては、
■年末年始の特番
どの局も年末年始だけ、特番を流すので、アニメが消えます。
(逆に、”お正月だよ!○○!”って特番になることも)
因みに、テレビ東京だと、全然別の曜日の早朝に、移動させたりしますが、
例えば、連続モノのアニメであれば、むしろ最初から
「うちは、51本で放送契約します!」とやった方が良いでしょう。
年末年始の特番で1週だけ消えることもあれば、2週くらい消えることもあります
■スポーツ中継の特番
どの放送局も力を入れているスポーツ中継があるものです。
ゴルフでプリキュアがなくなったり、、、
東京では随分少なくなりましたが、
ローカル局の深夜アニメは、スポーツ中継でよく時間移動します。
何時に始まるかわからないから、結局ずっとテレビを点けてる。。。みたいなことも。
■改編期末の特番
商習慣としてテレビは、4月と10月が新しい番組の切り替えのタイミングです。
だいたいそのタイミングで特番を入れます。
視聴率を底上げする為だったり、
実験的に深夜で人気があった番組をゴールデンでトライしてみたり。
TBS系は、時々深夜でも13本ないケースがありますし、
ノイタミナは最初から11本だったりします。
これらの要素は、予め予測はできますが、
特に年末年始は、いつから特番の週になるかは、1ヶ月前位前までハッキリしません。
しかしアニメはたった1ヶ月では1本できませんので、、、
13本になっても12本になっても対応できるように、
-
- -
”放送しても構わない総集編”や”放送しなかったらDVD特典にしても良い息抜き回”
-
- -
のような話数を用意するケースがあります
”もう絵が間に合わない!誰かゲストよんで総集編を!”みたいなケースもありますが、
これも、慌てて仕込んでいるのではなく、ロボットもので激しい戦闘シーンがあるものは、
1年間52本連続で作るのは、とても大変なので、
最初からこの辺りで総集編を入れておこう、と事前に想定されていたりするものです。