動画広告を入稿する際、Youtubeはチャンネルにアップロードするだけですし、Teasもそんなに難しくありません。多くのケースが「mp4 h.264 AAC」程度を守っていれば大丈夫です。
しかし、Yahoo!はそうはいきません。
- メジャーブランド:mp42、M4V
- moov atom位置指定:ファイル先頭
- 最大ボリューム(db):-3dB以下
など、結構細かい指定があります。
ここまで来ると、動画編集ソフトに付随している書き出し設定では限界があります。
ffmpegをインストールする
コマンドプロンプトで動画を変換できる便利なソフトです。
Windowsの場合、自分でPATHを通す必要があります。解凍したママですとフォルダ名が長いので、適当に変えておくほうが良いでしょう。
実行するコマンド
結論から言うと、以下のようおなコマンドをコマンドプロンプトで打つことになります。
- before.mp4 が、変換したい元の動画ファイル名
- after.mp4 が、変換した後の動画ファイル名
としています
ffmpeg -i before.mp4 -brand mp42 -af loudnorm=I=-24:TP=-3:LRA=1 -movflags +faststart -profile:v baseline -level 3.0 -s 640x360 after.mp4
以下に、それぞれのオプションの説明をします
アスペクト比を変える
-s 640x360
のオプション部分です。
Yahoo!では解像度を下げさせられるケースが多いです。
ベースラインを変える
-profile:v baseline -level 3.0
多様なデバイスに対応するためにベースラインの推奨を入稿審査で指摘される場合があります。
moov atomを先頭に記述する
-movflags +faststart
moov atomを先頭に記述しなければなりません
音声ピークレベルとラウドネス対応
-af loudnorm=I=-24:TP=-3:LRA=1
ラウドネスの規定があります
メジャーブランドをmp42にする
-brand mp42
isomでは受け付けてくれません
確認するコマンドとその他のコマンド
変換したい内容になっているかどうか?を確認するには
ffmpeg -i after.mp4
と入力ファイルの指定だけして出力を指定しなければ、内容が記述されます。
その他にももっと色んなことができるソフトであることを知りました。これはとてつもなく便利なソフトですね。
クオリティを下げて兎にも角ファイル容量を小さくしたいときは「-crf」オプション
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静止画連番の吐き出し