逃避行ものって憧れますよね「謀略のズヴィズダー」「気狂いピエロ」
前回の記事「ボーイ・ミーツ・ガールにおけるスパイ疑惑のプラトニックさについての考察」とも多少重複する所がありますが、
謎めいた異性との逃避行 = 罪悪感のあるラブロマンス
というシチュエーションは、とても”萌える”テーマだと思っています。
”密会”というテーマとも近いでしょう。
・このままじゃいけないと主人公(或いは読者・視聴者)はわかっているけど、
この楽しいひとときを味わいたい
でもいつかは終わりが来るだろう
という哀愁が引き立てます。
「いつか終わりが来る」という設定自体は、
・ケータイ小説によくある「後何年の命」
・学園ものにある「卒業」(*あたし達にはもう最後の年なの!)
などにも見られるとても萌える設定ですが、
それに「罪悪感」が加わると、萌え度は更に増します。(個人的に)
病院を抜け出して、彼女と遊びに行って怒られる なんてシチュエーションのあるライトノベルを読んだこともありますが、
恐らくあらゆる作品の中で、 罪悪感×ラブロマンス というテーマはスパイスとして使われていることと思います。
直近では、「中二病でも恋がしたい!」や、私が愛してやまない「世界征服〜謀略のズヴィズダー」やにもありました。
人間には、禁忌を犯してみたい という欲望があるものですが、
ストレートな犯罪では、流石に読者も視聴者も感情移入することができません
「このままではいけないってわかってるんだけど」という軽いレベルだからこそ ラブロマンス を惹き立てる要素になるのではないでしょうか。
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ズヴィズダーは第一話の入り方がとっても参考になる作品ですが、
1番 ぐっと来たのは 蓮華ちゃんとの逃避行がある#11です。
ここまで哀愁漂う作品になるとは思いませんでした。
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色使いがサイケデリックだとか、色々と洒落乙な感想もかけますが、
こんな謎めいた女の人に人生を狂わされるなら本望です!!