学校では教えてくれなかった和歌のお話
最近Twitter上で、
@supan_call
中学校の先生が「最近の若い人は感動した時に写メを取りますね。どんどん取りなさい、その時の気持を覚えておきましょう。それは、昔の人が俳句や和歌を読んだのと同じ理由なんですよ。あなた達の感性と同じなんですよ」とおっしゃっていたこと、思い出しました。
という呟きが広まっていて、そう言えば、と思った本の紹介です。
(*因みにアフェリエイトにさせて頂きました。せっかくなので)
- 作者: 渡部泰明
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/07/22
- メディア: 新書
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正にこういう内容を学校の古文の先生に教えて貰いたかったな、という内容で
枕詞,序詞、掛詞、縁語、本歌取り 等をバラバラと覚えさせられた時は頭がパンクしそうでしたが、
要はどれもやろうとしていることは、同じで、
今日におけるパロディだとか二次創作だとか、或いは、お約束だとか、そう言った今日でも普遍的に使われている作品の消費スタイルと根っ子は同じなんですね。
誰が何の歌を唄いました、という一生役にも立たない豆知識よりは、
どういう豊かな感情を以て景色や気持ちに昔の人が心を揺さぶらされて居たのか?
そういうことを感じ取りたいですね。