ちょっと前までは、MarkdownからPDFやワードファイルにできてもPpwerPointにするのは再現性が厳しいものがありました。
※以前の記事
しかしいつの間にかPandocがPowerPointへの変換もサポートしていました。
使い方
※ Pandocのインストールまでは様々なサイトがありますので割愛します。あともうちょっとこういうことができたら良いな、の部分を以下に抜粋しました。
PowerPointのフォーマットを指定したい
自分1人でスライド作成が完結するならPDFでもHTMLスライドでも問題ありません。しかし敢えてPowerPointファイルにする必要がある、ということは、パワポにして誰かと共有する必要があるというケースだと思われます。
その際、課題となるのが、スライドマスタをあわせたい、フォントを併せたいといったニーズでしょう。
こちらで紹介されていました。
Bemaerに変換するときと同じようにコマンドプロンプトで参照ファイルをつければよく、しかも普通のPPTXファイルでOKです。これは便利です。
たとえば、こんな感じのPPTを「hogehoge.pptx」として保存しておきます
以下のようなMarkdownで書いたmarkdownファイルを用意しておきます
% hogehoge % hoge % 2019/10/22 ## Slide 1 - hogehoge - hogehoge ## slide 2 - hoge # seleciton2 ## slide 3
コマンドプロンプトからPandocで変換します
pandoc -s hoge.md -o hoge2.pptx --reference-doc=hogehoge.pptx
同じフォーマットで出てきます。配色も好きに参照元のパワポを調整すれば良いでしょう。
画像のリサイズがしたい
PandocでのPowerPoint化はHTML化とは違いますのでHTMLタグを使うことができません。
<img src="hogehoge.jpg" width="hogehoge.px">
といった記述をしても残念ながら画像のサイズは変更されず、1スライドに1画像という固定のフォーマットにされてしまいます。
しかし、解決方法はあります。
Beamerで2カラムにするように、Markdownで2カラムにすれば良いそうです。
↓この手法を画像配置の方法として考えられた方、素晴らしいと思います。 qiita.com
::::::::::::::: {.columns} ::: {.column} - hogehoge - hogehoge ::: ::: {.column} ![hoge](images/hogehoge.jpg) ::: ::::::::::::::::::::::::::
ただしこれ、プレビューやPDF・ワードファイル化ではうまく機能しませんので気をつけてください。
% hogehoge % hoge % 2019/10/22 ## Slide 1 ::::::::::::::: {.columns} ::: {.column} - hogehoge - hogehoge ::: ::: {.column} ![hoge](images/hogehoge.jpg) ::: :::::::::::::::::::::::::: ## slide 2 hoge # seleciton2 ## slide 3
で
になります。
必要以上に見栄えにこだわらなければこれで充分でしょう。