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「テレシネ変換」「リミテッドアニメーション」「ジャパニメーション」

TVアニメでは必ず「テレシネ変換」をします。

■「テレシネ変換」■
映画のフィルムが1秒辺り24コマの画像があり
パラパラ漫画の残像効果で映像に見えています。

色々とフィルムテープの長さの関係もあるという噂ですが、
およそ経験的に求められた数字です。

一方で、TV映像は、走査線に分割して1本ずつ送る関係から、
1秒辺り30コマは画像がないと綺麗な映像に見えない
ということが経験的に求められていて、
日本でも、1秒間約30コマの方式が採用されています。

そのため、映画フィルムをTV放送する時は、
24枚⇒30枚(4枚⇒5枚)の画像の変換が必要で、
その作業をテレシネ変換といいます。



今では、アニメーションもTVアニメ作品が大半を占めますが、
元々は、蒸気船ウィリーの映画のように、
テレビより映画としての生産が先でしたので、

伝統的に、1秒間に24コマの画像を描いています。



■「リミテッドアニメーション」■
ちなみに、1秒間24コマなくたってテレシネ交換もするし、
ちょっと減らしてもそこそこ見えるだろ?と
1秒辺り、12コマや8コマに減らして作りアニメを
「リミテッドアニメーションフィルム」と呼びます。

■「ジャパニメーション」■
昔の日本のアニメあ、作業を減らすために、
「リミテッドアニメーション」を採用したり、
更には、同じシーンを使い回す「バンクシステム」
髪の毛の先や口だけが動くシーンでは、動く部分だけを描く、
など、
極力無駄な作業を減らして作って来ましたので
フルアニメーションが主流の国からは、
ジャパニメーション」と、安物扱いされていたこともあります。