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広告/統計/アニメ/映画 等に関するブログ

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「番販」「放送権料」

以前、よく2chを見ていた頃は、アニメ関連のスレでよく、
”放送権料で○通ウマ〜” というよくわからない書き込みがあったものです。
恐らく、オリンピックと同じように、
”アニメコンテンツを放送局が放映権買って放送している”
と彼等は勘違いしたのか、
(実際には、お金を払って流して貰っているので・・・)

或いは、
もしかすると「番販収入」のことを名称を間違えたのかもしれません。
「番販収入」であれば、確かに”一時的に”広告代理店に放送するだけで収入が発生します。



「番組販売」とは、
ローカル局がキー局の放送コンテンツを放送する権利を購入することで、
自局で放送し、その視聴率によって、CMの収入を獲得していくのが目的です。

その購入代金は、番販収入として、制作幹事局であるキー局に入り、
キー局が手数料を取った後、代理店に入り、代理店が手数料を取った後(取らない場合もありますが)、
最後は、製作委員会に、番販収入として報告され、出資者に還元されていきます。
(*キー局放送作品では、国内番販権は、キー局が持つケースが殆どです)



所で、普通に全国で放送しているアニメ番組も、実はローカル局に対しては、形式上番販しています。
それは、ローカル局が買いたいから買っているというよりも、
地方でも放送したい広告主・製作委員会の意向や全国放送パッケージにしたいキー局の意向のためなので
”予めスポンサーをつけてくれるなら(営業保証してくれるなら)放送してあげる(番販する)よ”
という力関係になっています。

この場合、確かに、ローカル局からは、番販収入がキー局/代理店に入いり、製作委員会などに入ってきますが、
その元をただすと、放送したい広告主・製作委員会からのスポンサー料なので、
単にお金がぐるっと回っているだけだったりします。

その先のやり方は、各社自由ですが、実際に律儀にぐるっと回すこともあるでしょうし、
代理店がクッションとなって、番販収入分を予め相殺した金額だけ広告主に請求することもあるでしょう。

いずれにせよ、
「アニメの放送権料」として妄想されている実態は、このようなものです。



◆例外等◆
UHF局で流れている番組の場合は、番販という形ではなく、
代理店が各局に個別で交渉して、必要な電波料を調整しています。
番販収入は発生していないことが殆どです。

また、”スポンサーをつけるなら放送するよ”という場合でも、
”提供スポンサー分全額営業保証”とは限らないケースもあります。
同じ番組でも、地方に行くと、キー局と提供スポンサー数が違うのはそのせいです。
”一部の広告枠は、スポット広告として地方局が独自に頑張るから安くしとくよ”と。